北海道支部演奏会報告(10/9)

演奏会を開催するにあたり、我々は母校に夢を求めて入学していってくれる若い世代にどういったメッセージを伝えられるのかというのが大きな問題であり課題でした。

若い世代、特にこれから進学や「夢」を追い始める世代の皆さんの耳に触れられる様な演奏会を実施するにはどうしたらいいのだろう?

私はサラリーマンをしながら音楽家を続けておりますが、会社の方では通信事業、教育事業(英語、体育)、介護と多角的に業務を行っており、教育事業においては課題にしており、どうやって若い世代にアタックできるか、、、。

我が母校も経営体であり、次々と後輩たる若い世代が、尚美を目指してくれなければ、どうしても続かなくなってしまう。そういった事を考えた時に、我々の行うクラシックの来客世代は、我々道北においては平均年齢は60代といったところではないかと思います。メイン世代プラス若い世代がきてくれる仕掛けを作れば、広い世代にメッセージを伝えられるのではないかと思い、尚美出身者だけに絞らずに地域の音楽教室の先生、地域でオペラ劇場を運営されている代表、そしてその地元の音楽の教師で音楽家として活動している方々。広い世代にアタックできる顧客を持っている人々に声をかけ、今回の枝幸歌のコンサートを開催いたしました。

開催まではさまざまな団体が交差する形となるので、規模は小さいが、意見は多く飛び、曲目、休憩、コロナ対策、さまざまなところでそれぞれの思いが発せられ共有され、本番を迎えました。
コロナ禍でありホールの上限が50名とされており、今回は招待チケットを入れるとちょうど50枚。満席での開演となりました。
ステージから歌っていて、客席に目をやると、本当に驚いてしまいましたが、7割が学生さんを含む若い世代、そしてその親といったご来場の面々。
我々の用意した曲目としてもPOPSからオペラまで、幅広くプログラムされており、後々の講評を聞くと、「楽しかった」「またやってほしい」など嬉しいお言葉が多くございました。

我々の音楽を通して尚美の名前も、また、音楽を夢に目指してくれる若者が数年後、同じ舞台に立てる様なメッセージが伝わっていればと、心から願っております。

尚友会北海道支部 菅原 征信

※詳細は、後日支部情報に掲載させていただきます。